パーソナルトレーナー養成の専門学校卒業後、新潟県三条市の某ジムにて勤務。
老若男女問わず幅広いジャンルの方々に対して、パーソナルトレーニングやスタジオレッスンでの指導を経験。
パーソナルセッションを担当していく中で、短期的な成功よりも運動を継続する事によって、身体とマインド両方がより良い方向へ向かうアプローチを提供。
4年半勤務した後、the REFORMERの「姿勢の悩みや身体の不調を根本的に改善する」というコンセプトに魅力を感じ入社し現在に至る。
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胸を張っても猫背は治らない
こんにちは。
姿勢改善専門スタジオザリフォーマーです。
カウンセリングを通して猫背などの姿勢不良で悩まれている方の話を聞いていると
「猫背にならないように胸を張るようにしている」
こういったお声を多くいただく印象です。
結論をお伝えすると、胸を張っても猫背が改善する事はあまり期待できません。
本日はなぜ胸を張って姿勢を意識しても猫背が改善しないかを深掘りするとともに、具体的な運動方法も解説したいと思います。
今まで胸を張っても猫背が改善しない方はぜひ参考にしてみてください。
姿勢は無意識に作られている
そもそも姿勢がどのように作られているかと言うと、脳の一部である脳幹という所が働くことで無意識に姿勢を作られています。
つまり、自分自身ではコントロールできない部分で姿勢は作られています。
ですので、胸を張って姿勢を作る事は本来意識的に行わなくてもいい事になるので、余計な体の緊張が出る可能性があります。
余計な体の緊張が出ると腰が反ったり肋骨が開く事で、結果的に痛みやコリの原因にもなるので基本的には姿勢を意識しない方が良いでしょう。
生活をしている中で常に姿勢を意識するのは難しいので、猫背を改善する上でまずは脳を正常に働かせることが重要です。
脳を正常に働かせるための方法は過去投稿で解説していますのでご覧ください。
ピラティスが猫背改善にお勧め
姿勢を作る脳を正常に働かせるのは、体を動かすことが重要です。
その中でも様々な体勢や動きが多いピラティスはキレイな姿勢を作る上で欠かせません。
そもそもの姿勢を無意識に作る過程として
筋肉、目、耳にあるセンサーが働く
↓
センサーの情報が脳や脳幹に伝わる
↓
無意識に姿勢を作る
筋肉をはじめとした体の各部分には外からの刺激を感じ取るセンサーがあり、センサーが活性化することで脳に情報として伝わります。
ピラティスは先述した筋肉、目、耳のセンサーを活性化させるエクササイズが多くあるので猫背改善には特にお勧めです。
猫背改善にお勧めな2つのエクササイズ
キレイな姿勢を作る上で必要なお勧めのエクササイズを2つ紹介します。
①スレッドザニードル(10回×2セットずつ)
②ローリングライクアボール(10回×2セット)
これらのエクササイズは頭の位置が前後左右に動くことで、目や耳のセンサーの活性化が期待できます。
特に耳のセンサーである三半規管や耳石器は頭の位置を正常に保つ上でも特に重要で姿勢に深く関わっています。
三半規管と耳石器の詳しい説明は過去投稿をご覧くださいませ。
これらのエクササイズ前にバンザイや前屈を行って、エクササイズ後にもう一度確かめてみてください。
エクササイズ後にスムーズに手が上がったり前屈がしやすくなったら姿勢が良くなった一つのサインかもしれません。
あくまで一例ですが、姿勢を支えている所はたくさんある事を覚えていただければ良いかと思います。
まとめますと
- 胸を張っても根本的に姿勢は良くならない
- 脳の一部の脳幹が無意識に姿勢を作っている
- キレイな姿勢を作るのにピラティスがお勧め
周りに姿勢が悪いと言われたり猫背でお悩みの方の改善のきっかけになれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。