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身体が柔らかいと姿勢は良くなるのか
こんにちは、トレーナーの上村です。
本日は「身体が柔らかいと姿勢は良くなるのか」について、解説していきたいと思います。
姿勢と関節弛緩性
前屈で手のひらが床につくことは、いい事と思われがちですが
実はその状態は関節の「弛緩性が高い」と評価され姿勢矯正やスタイルアップ、腰痛や肩こりなど、都合が悪く働いてしまうことが多くあります。
特に過去にバレエをしていた方など、関節の弛緩性が高く、そして身体のどこかに痛みを抱えていることはよくある話です。
では実際に「関節弛緩性テスト」についての具体的な項目を見ていきましょう。
関節弛緩性テスト
この関節弛緩性テストは全部で7項目。
1項目1点をつけていくき、できる項目には1点、片側のみができる項目は0.5点とし、合計点数を出します。
満点だと7点。
3点以上ある場合は、関節弛緩性が高いと判定します。
姿勢やボディメイクに逆効果
先ほどの関節弛緩性テストで3点以上ある方は姿勢矯正や痛み有無に関して注意が必要です。
特に女性に多い傾向なのですが、立つときに膝を伸ばしきって立っていること方がいらっしゃいます。膝を伸ばしきる立ち方をやめるだけで、姿勢が変わったするのですが
先ほどの弛緩性の高い方の膝の反り方(過伸展)というは0°より深く曲がっていて、下記写真の右のような状態になっています。
膝を過伸展して立っている場合、軽く膝を曲げて見てください。(側からみてもわからないくらい軽く曲げる)
そうすると、足の裏全体が床につき、感覚の良い方は背中の反りが軽減し下腹部がやや引っ込む感じがわかると思います。
大事なのは「膝は曲げること」
パーソナルトレーニングはこのように身体の構造から考え、立ち方や動き方を一人ひとりに最適なメニューで提案していきます。
普段1人で運動されている方もメンテナンスがオススメです。
いかがでしたか?
少しでも体つくりや健康つくりの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事の執筆
上村 建斗(かみむら けんと)
パーソナルトレーナー養成の専門学校卒業後、都内のパーソナルスタジオ激戦区と言われる恵比寿にて某有名タレント経営のパーソナルスタジオに勤務。一般の方からご年配の方、モデルやアスリートといった、幅広いジャンルのパーソナルトレーニングを経験。年間およそ1,200本以上のパーソナルセッションを担当していく中で、ダイエットやスタイル向上だけでなく、身体の機能的な動きにフォーカスし、見た目だけではない機能面を兼ねそなえた身体づくりに特化。また、それらに効果的なピラティスやマスターストレッチなど、多くのメソッドを取得。その後、約2年半、新潟市の某ジムより独立し現在に至る。