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睡眠不足は過食につながる
こんにちは、トレーナーの上村です。
前回に引き続き睡眠が身体に及ぼす影響ということで、本日は「睡眠不足は過食につながる」について解説していきたいと思います。
食欲はホルモンでコントロールされている
私は普段、6〜7時間ほどの睡眠時間をとっていますが、日本の場合、睡眠時間が短い方が頑張っているかのような風潮があります。
しかし、睡眠時間をしっかりとることは健康な身体を作る上で必要不可欠ですので、睡眠時間の確保はしっかりしたいところです。
※年齢により睡眠時間は変動します。
睡眠不足になると様々な悪影響が身体に引き起こります。
その中の1つに「肥満の増加」があります。
睡眠不足の人は、肥満率が増加すると言われていて、これには明確なメカニズムがあるのですがそもそも、睡眠の役割のひとつに「脳のメンテナンス」があります。
※詳しくは6時間以下の睡眠は飲酒と同じ
メンテナンスが不足すると脳は機能低下を起こしその結果、様々な悪影響を身体にもたらすわけですが、その影響をまとめると
・胃などから分泌されるホルモンで成長ホルモンの分泌を促し食欲を増進させる「グレリン」
・脂肪細胞から分泌されるホルモンで食欲を抑制しエネルギー代謝を活性化させる「レプチン」
→これらのホルモン分泌に異常をきたし、食欲に抑えがきかない状態を作り出してしまいます。
ダイエットするなら睡眠不足解消から
ダイエットをしていく上で食欲をコントロールすることは必要不可欠なワケですが
ヒトはホルモンでコントロールされているのでホルモンレベルで食欲がおさまらない状態の場合、ダイエットがうまくいく確率は下がります。
日本人の40%は睡眠時間が6時間未満という結果が出ています。
つまり、日本人の半分くらいはダイエットが失敗しやすい状態ということです。
食事制限や運動も当然必要だと思いますが、その前に睡眠時間の改善から始める方がダイエットは成功しやすくリバウンドもしにくいと言えます。
ダイエット方法を色々試したけど成功しなかったという方は、まずは睡眠時間を7~8時間とることから始めるとホルモンレベルで食欲をコントロールできるだけでなく、生活リズムも整いやすい環境になると思いますよ。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事の執筆
上村 建斗(かみむら けんと)
パーソナルトレーナー養成の専門学校卒業後、都内のパーソナルスタジオ激戦区と言われる恵比寿にて某有名タレント経営のパーソナルスタジオに勤務。一般の方からご年配の方、モデルやアスリートといった、幅広いジャンルのパーソナルトレーニングを経験。年間およそ1,200本以上のパーソナルセッションを担当していく中で、ダイエットやスタイル向上だけでなく、身体の機能的な動きにフォーカスし、見た目だけではない機能面を兼ねそなえた身体づくりに特化。また、それらに効果的なピラティスやマスターストレッチなど、多くのメソッドを取得。その後、約2年半、新潟市の某ジムより独立し現在に至る。