パーソナルトレーナー養成の専門学校卒業後、新潟県三条市の某ジムにて勤務。
老若男女問わず幅広いジャンルの方々に対して、パーソナルトレーニングやスタジオレッスンでの指導を経験。
パーソナルセッションを担当していく中で、短期的な成功よりも運動を継続する事によって、身体とマインド両方がより良い方向へ向かうアプローチを提供。
4年半勤務した後、the REFORMERの「姿勢の悩みや身体の不調を根本的に改善する」というコンセプトに魅力を感じ入社し現在に至る。
ブログ
眠れるようになる為に必要な事
こんにちは。トレーナーの中山です。
私達の身体は基本的に朝起きて夜にいくにつれて眠気がきて、眠りにつきます。
こういった過程の中で本日は体内で眠くなる時にどのような仕組みあるのかという事と、スムーズに眠りにつくために必要な事を解説していきたいと思います。
現在寝付きや寝起きがあまり良くないなどの睡眠トラブルを抱えている方の参考になれば幸いです。
3種類の仕組み
睡眠に関わっている仕組みは主に3つあると言われていて、これらが正常に機能する事でスムーズに睡眠を取れる事ができます。
恒常性維持機構
目覚めている時は脳に疲労が溜まって脳の活動量が低下する事で、眠くなります。
徹夜や夜更かしをすると体内で睡眠を促進させる物質が溜まって身体を休ませるための仕組みです。
体内時計機構
体内時計により、寝る時間に近づくにつれて心と体が自然と睡眠の方のスイッチに切り替わっている状態です。
この時に重要な役割を担っているのがメラトニンというホルモンです。
暗くなるにつれて脳からメラトニンが分泌されて、体内時計に働きかける事で休息の状態へと近づけてくれます。
覚醒調節機構
日中などの起きていなければいけない時に脳の活動状態を保つ仕組みですが、この状態を維持する為に覚醒の役割をしているのがオレキシンです。
日中はオレキシンが分泌されて私達は活動できますが、夜になるとオレキシンの分泌量は徐々に減少して次第に眠気を感じます。
入眠の為に必要な事
睡眠不足を招く理由は生活習慣・ストレス・運動不足などの様々な原因が関係します。
その1つの原因として考えられるのが、メラトニンの分泌が抑えられている状態です。
朝起きた時に太陽の光を浴びないとメラトニンが正常に分泌されずに眠る時間が遅くなって、結果的に睡眠の質の低下を招きやすくなってしまいます。
朝に太陽の光を浴びる事で14〜16時間後に睡眠ホルモンと呼ばれているメラトニンが脳の器官から分泌されて、手足から放熱が進みます。
放熱によって身体の内部や脳の温度である深部体温が低下して、1〜2時間後に自然な眠りが出てきて入眠しやすくなるのです。
また、冷たい手足だとスムーズに入眠する事が難しくなります。
ですので、お風呂の湯に浸かって身体が温まった状態を作って布団に入るとスムーズに入眠する効果が期待できます。
寒くなるこれからの季節は特に深部体温が低下しやすいので、睡眠不足と感じている方は眠りにつく前に入浴する方法を活用してみてください。
本日は睡眠の仕組みと入眠する為に必要な事についての記事でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。