パーソナルトレーナー養成の専門学校卒業後、新潟県三条市の某ジムにて勤務。
老若男女問わず幅広いジャンルの方々に対して、パーソナルトレーニングやスタジオレッスンでの指導を経験。
パーソナルセッションを担当していく中で、短期的な成功よりも運動を継続する事によって、身体とマインド両方がより良い方向へ向かうアプローチを提供。
4年半勤務した後、the REFORMERの「姿勢の悩みや身体の不調を根本的に改善する」というコンセプトに魅力を感じ入社し現在に至る。
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牛乳の過剰摂取が身体に良くない理由
こんにちは。
姿勢改善専門スタジオザリフォーマーです。
子供の頃にカルシウムは身体に良いからしっかりと牛乳を飲みなさいと言われた経験は誰しも1回はあるかと思います。
確かに多くの栄養素を摂取する成長期の子供にとっては必要ですが、成人してからは無理に摂取する必要性はそこまで感じないと個人的に感じています。
結論から言うと、むしろ牛乳を過剰摂取する事で腸を傷つけて身体を炎症化させる可能性がありますので、注意が必要です。
本日は牛乳の過剰摂取が身体を炎症化させる理由について解説したいと思います。
牛乳に含まれるカゼイン
牛乳はカゼイン(乳タンパク質)というタンパク質が含まれています。
カゼインは小腸でカルシウムの吸収を助けたり、免疫力を高めて病原菌を退治するといった身体にとって大事な役割を果たしていますが、過剰摂取によって消化が不十分だと腸を傷つけてしまいます。
理由としてはカゼインは体内で分解されにくいのが影響しています。
特に液状の牛乳だと胃で分解されないまま腸に行き届いてしまい、結果的に腸を傷つける可能性が高いのです。
少量であれば影響は少ないですが、コップ3杯以上飲むなどの過剰摂取が続くと消化できなかった分の牛乳が腸の粘膜を傷つけます。
細菌やウイルスから体を守っている腸が傷つく事で、体内の炎症やアレルギー反応を起こしやすくなってしまいます。
日本人の多くは乳糖不耐症
牛乳にはカゼインの他に乳糖という栄養素が含まれていますが、実は日本人はこの乳糖を分解する力が比較的弱いと言われています。
牛乳を飲んだ後にお腹がゴロゴロいったり、緩くなった経験はありませんか?
このような症状が頻繁に起こる場合は乳糖を体内で分解できない「乳糖不耐症」かもしれません。
乳糖を分解する為には「ラクターゼ」という消化酵素が必要になるのですが、乳製品を摂取してきた歴史が短い日本人はラクターゼが不足している場合が多いと言うのが原因の一つかと思います。
健康に良いと言われている牛乳ですが、過剰摂取は消化不良や腸を傷つける場合があるので無理して摂取する必要性は少ないないかと個人的には感じています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。