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ダイエット初期の1~2kgの体重減少は、ほとんどが水分
こんにちは、トレーナーの上村です。
本日は「ダイエット初期の1~2kgの体重減少は、ほとんどが水分」について解説していきたいと思います。
ダイエット初期の1~2kg程度の体重減少は水分である
ダイエットを始めると遅くとも1ヶ月以内には、体重が1~2kg程度「ストンッ」と落ちます。多くのダイエッターはここで一喜一憂してしまうのですが、これには注意が必要です。
タイトルにも書きましたが、この1~2kgの体重減少は水分の減少になります。つまり、体内の水分(むくみ)が排出されたことになります。
もう少し詳しく説明すると、私達のエネルギー源であるブドウ糖は筋肉や肝臓にもグリコーゲンとして運動時にすぐ使える糖質として蓄えてありますが、だいたい肝臓で100g、筋肉で300g程度(体格によって異なる)と言われています。
これら体内で蓄えているブドウ糖は、1gあたり3gの水分といっしょに蓄えられます。
単純に1,200gの水分があるわけですが、ここで糖質制限をしたり運動を取り入れることで蓄えられていたグリコーゲンが枯渇し結果として、1~2kgの体重減少が起こるというわけです。
反対に、正月に運動できずに栄養バランスが崩れ糖質過多になってしまったとなるとこれも1~2kgの体重増加となります。
体重を落とすこと≠体脂肪を減らすこと
では果たして本当に、この1~2kgの体重の増減はダイエットと言えるでしょうか。
私が考えるダイエットはただ体重を落とすことではなく体脂肪を減らすことだと思っています。
つまるところ、体重1~2kgほどの増減は気にせずに体脂肪量や筋肉量をしっかり確認しながらダイエットしていくことが、理想の体に近づくのではないでしょうか。
体脂肪1kg=7,200kcalですから…
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事の執筆
上村 建斗(かみむら けんと)パーソナルトレーナー養成の専門学校卒業後、都内のパーソナルスタジオ激戦区と言われる恵比寿にて某有名タレント経営のパーソナルスタジオに勤務。一般の方からご年配の方、モデルやアスリートといった、幅広いジャンルのパーソナルトレーニングを経験。年間およそ1,200本以上のパーソナルセッションを担当していく中で、ダイエットやスタイル向上だけでなく、身体の機能的な動きにフォーカスし、見た目だけではない機能面を兼ねそなえた身体づくりに特化。また、それらに効果的なピラティスやマスターストレッチなど、多くのメソッドを取得。その後、約2年半、新潟市の某ジムより独立し現在に至る。