パーソナルトレーナー養成の専門学校卒業後、新潟県三条市の某ジムにて勤務。
老若男女問わず幅広いジャンルの方々に対して、パーソナルトレーニングやスタジオレッスンでの指導を経験。
パーソナルセッションを担当していく中で、短期的な成功よりも運動を継続する事によって、身体とマインド両方がより良い方向へ向かうアプローチを提供。
4年半勤務した後、the REFORMERの「姿勢の悩みや身体の不調を根本的に改善する」というコンセプトに魅力を感じ入社し現在に至る。
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姿勢維持に必要なバランス感覚
こんにちは。
機能改善専門スタジオザリフォーマーです。
私たちの身体は日々外部から何らかの刺激を受けています。
その際に五感と呼ばれている「触覚・聴覚・味覚・嗅覚・視覚」がその時々で機能する事で、物を見ることができたり食べ物を味わえることができます。
ですが、大事なのは五感だけではありません。
本日は姿勢を状況に合わせて最適な状態に保つために必要な前庭覚、いわゆるバランス感覚について解説していきたいと思います。
前庭覚と姿勢
前庭覚は耳の内側にある耳石器と三半規管から構成されていて、主に自分の身体の傾きや加速、回転などを感じる部分になります。
私たちの身体は脳からの指令によって状況に合わせた姿勢をとりますが、脳は前庭覚から情報をキャッチして身体に姿勢をとるように指令するのです。
つまり前庭覚の機能が低下すると、脳は正確な情報をキャッチできなくなり、真っ直ぐ立つ事が難しくなってしまいます。
真っ直ぐ立つことができないと、目で空間や物を見たり身体が過緊張の状態になってボクシングのファイティングポーズのような姿勢を作りやすくなってしまうのです。
すると、手足が力むことで姿勢の維持が難しくなり、理想的な姿勢からは程遠い姿勢が完成してしまいます。
こちらに併せて生活習慣の乱れや運動不足になると、姿勢不良に繋がる可能性が高いので、前庭覚を鍛える事は姿勢を改善する上でとても重要です。
頭と首の位置をコントロール

Man with impaired posture position defect scoliosis and ideal bearing.
前庭覚は重力に逆らって姿勢をとるように脳に指令を出していますが、役割はそれだけではありません。
私たちが何らかの刺激を外部から受けて頭や首の位置や方向が変わった時に、他の神経と連携して反射的に姿勢を調節します。
自分は今動いているのか、それとも止まっているのか、それを知らせてくれることにも前庭覚は大きく関わっているというわけですね。
ですので、前庭覚の機能が低下すると頭や首の位置をコントロールできずに、頭部が前に出た猫背姿勢を作りやすくなってしまいます。
そこで、本日は猫背姿勢にも深く関わっている前庭覚を鍛えるためにオススメのエクササイズを紹介したいと思います。
こちらのエクササイズでは冒頭で紹介しました、回転を行う動きをする事で前庭覚を刺激する事ができます。
慣れてきたら回転するスピードを速くして行うと、加速が加わるのでよりバランスを取る必要が出てきます。
猫背などの姿勢不良で悩まれていたり、よくバランスを崩して転倒しやすい方はぜひ行ってみてください。
頭と首の位置が変わる事で肩こりをはじめとした身体の不調が緩和するかもしれません。
是非参考にしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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