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睡眠と姿勢の関係性

こんにちは。トレーナーの上村です。

「睡眠と姿勢の関係性」についての解説していきたいと思います。

姿勢を保持するレム睡眠

よく使われる睡眠の周期として「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」ですが

レム睡眠が浅い睡眠、ノンレム睡眠が深い睡眠と言われることが多いですが、実はこれは誤りです。

まずレム睡眠とは、英語では「Rapid eye movement sleep」=「急速眼球運動睡眠

急速眼球運動とは、レム睡眠中に現れる特徴の1つで、睡眠中に目がキョロキョロと急速に動きます。たまに半目で寝ている友達の目がキョロキョロ動いているのを見たことある方もいると思います。

この特徴からREM睡眠(レム睡眠)と呼ばれています。また、レム睡眠の役割として次のようなものがあるといわれています。

・急速眼球運動が見られる
・抗重力筋(姿勢保持筋)の筋緊張低下
・夢を見る
・手続き的記憶の整理(身体の動かし方)

レム睡眠の時は、抗重力筋と呼ばれる姿勢を保持する筋肉の緊張が低下します。これは姿勢を保持する筋肉の休息時間ではないかと考えられています。

また、手続き的記憶の整理とは身体の動かし方を寝ている間に記憶していくようなイメージです。

記憶力向上のノンレム睡眠

次にノンレム睡眠とは「Non Rapid eye movement sleep」=「急速眼球運動がない睡眠

このNon REM睡眠(ノンレム睡眠)の特徴として

・急速眼球運動が見られない
・脳が休む段階(疲労物質・ストレス物質の除去)
・宣言的記憶の整理

ノンレム睡眠は睡眠中の多くの割合を占める睡眠となります。その中でも特に重要なものが、脳の回復。

正確に言えば、脳の疲労物質・ストレス物質の除去です。

睡眠は休んでいる時間と思われがちですが、実際には覚醒中の70%くらい脳は働いていると言われ、休んでいるというよりも違う仕事を担っているという方が正しいかもしれません。

また、成長ホルモンが最も分泌されるのもこのノンレム睡眠の時で睡眠の最初の4時間が深睡眠・徐波睡眠と呼ばれています。

これが「22時~2時が睡眠のゴールデンタイム」という誤解を生み、正確には22時~2時ではなく、最初の4時間となるわけです。

ノンレム睡眠の役割をまとめますと

・深睡眠で成長ホルモンの分泌を促す(お肌の再生、筋力アップなど)
・脳の疲労回復(疲労物質・ストレス物質の除去)
・宣言的記憶の整理(学力アップなど)

ノンレム睡眠は簡単に言えば、脳の回復です。 筋トレやスキンケアだけでなく、しっかり睡眠をとることもとても重要となります。

レム睡眠とノンレム睡眠、なんとなくご理解いただけましたか?

最後までお読みいただきありがとうございました。


この記事の執筆

上村 建斗(かみむら けんと)

パーソナルトレーナー養成の専門学校卒業後、都内のパーソナルスタジオ激戦区と言われる恵比寿にて某有名タレント経営のパーソナルスタジオに勤務。一般の方からご年配の方、モデルやアスリートといった、幅広いジャンルのパーソナルトレーニングを経験。年間およそ1,200本以上のパーソナルセッションを担当していく中で、ダイエットやスタイル向上だけでなく、身体の機能的な動きにフォーカスし、見た目だけではない機能面を兼ねそなえた身体づくりに特化。また、それらに効果的なピラティスやマスターストレッチなど、多くのメソッドを取得。その後、約2年半、新潟市の某ジムより独立し現在に至る。

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