パーソナルトレーナー養成の専門学校卒業後、新潟県三条市の某ジムにて勤務。
老若男女問わず幅広いジャンルの方々に対して、パーソナルトレーニングやスタジオレッスンでの指導を経験。
パーソナルセッションを担当していく中で、短期的な成功よりも運動を継続する事によって、身体とマインド両方がより良い方向へ向かうアプローチを提供。
4年半勤務した後、the REFORMERの「姿勢の悩みや身体の不調を根本的に改善する」というコンセプトに魅力を感じ入社し現在に至る。
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現代人が乱れやすい呼吸
こんにちは。
機能改善専門スタジオザリフォーマーです。
私達が日頃無意識に行っている呼吸
この呼吸動作において息が吸いにくかったり、胸が苦しいなどの状態は呼吸が浅くなっている可能性が高いです。
呼吸が浅いかどうかは中々自覚しにくい部分ではありますが、呼吸が浅くなると身体は緊張状態になり結果的に肩こりをはじめとした身体の様々な不調に繋がりやすくなってしまいます。
呼吸は姿勢保持にも深く関わってくるので、姿勢改善とセットで行うと改善の効果がより期待できるでしょう。
本日は呼吸が浅くなる理由と呼吸が浅いかどうかのチェック法を解説致します。
呼吸が浅くなる理由
そもそも呼吸はどこで行っているかというと、横隔膜と肋骨が呼吸において重要な役割を果たしています。
肋骨はいわゆるあばら骨と呼ばれる部分ではありますが、横隔膜に関しては馴染みが少ない方もいるのではないかと思います。
簡単に言うと、横隔膜はハラミのような形で肋骨と腰に付着していて、息を吸うときに7〜8割は横隔膜が役割を担っています。
しかし、現代社会においてストレスフルな生活、栄養の偏り、運動不足による脳の不活性が継続的に続くと体内は炎症化して姿勢不良や様々な不調を引き起こしやすくなってしまいます。
特に現代人で多いと言われている猫背姿勢は首と胸の背骨が過剰に丸まって頭が前に出て肋骨が前に突き出る事で、相対的に腰を反ってしまっている状態です。
横隔膜が付着している肋骨や胸の背骨が本来の位置からズレることで横隔膜が上手く働かなくなり、息が吸いにくいことに繋がってしまいます。
そして、本来呼吸を補助する首と肩の筋肉で無理矢理肺を持ち上げるような呼吸が繰り返されることで首の付け根の筋肉は固まり、結果的に肩こりや首こりを引き起こしやすくなってしまうのです。
コントロールポーズテスト
呼吸を正しく行えているかどうかをチェックするテストとしてコントロールポーズテストがあります。
この種目は楽に息を止められている時間を測定します。
その場でも行える簡単なテストなので行ってみてください。
安静時の状態で自然に息を吐ききる
↓
鼻をつまんで息を止める
↓
息が吸いたいと思ったタイミングで手を離す
※手を離した後に息が上がったり、呼吸が乱れるのはNG
秒数ごとの評価基準ですが、下記の数値を参考にしてみてください。
- 40秒以上:呼吸機能問題なし
- 20秒前後:改善の余地ありだが大きな問題はなし
- 10秒前後:呼吸機能改善の余地あり
特に10秒前後の場合は鼻呼吸による呼吸の正常化を行なってからエクササイズをすると良いでしょう。
呼吸が正しく行えているかどうかの1つの指標としてやってみてください。
また、呼吸機能に改善がある場合は添付する呼吸正常化エクササイズも併せて行う事をお勧めします。
本日は呼吸についての記事でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。